幼稚園も保育園もこども園も子どもが通う施設ですが、「幼稚園と認定こども園の違いって何?保育園は具体的にどんな施設なの?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
ちなみに私は子どもが3歳になるまで幼稚園と保育園とこども園の違いをよく分かっていませんでした…(というかこども園の存在すら知りませんでした)
そこで今回は、幼稚園、保育園、認定こども園の違いを分かりやすくまとめてみました!
この記事は
・幼稚園、保育園、こども園の違いを知りたい!
・結局はどこに入ったらいいの?
という人におすすめです♪
まず最初に幼稚園、保育園、認定こども園の違いを表にしてみました。
幼稚園 | 保育園 | 認定こども園 | |
管轄 | 文部科学省 | 厚生労働省 | 内閣府 |
対象年齢 | 3歳~就学前 | 0歳~就学前 | 1号2号は3歳~就学前 3号は0歳~2歳 |
保育時間 | 4時間 | 8~11時間 | 1号は4時間 2号3号は8~11時間 |
保育料 | 2万5,700円まで無料 | 0~2歳児は 住宅税非課税家庭以外は有料 3歳以上は 3万7,000円まで無料 | 1号は2万5,700円まで無料 2号は3万7,000円まで無料 3号は 住宅税非課税家庭以外は有料 |
給食 | 園によって異なる | あり | あり |
おやつ | なし | あり | あり |
お昼寝 | なし | あり | 1号はなし 2号3号はあり |
長期休み | なし | なし | 園によって異なる |
園バス | 園によって異なる | なし | 園によって異なる |
延長保育 | 園によって異なる | あり | あり |
幼稚園とは
幼稚園は、文部科学省が管轄する幼児の教育施設で3歳~小学校就学前までが対象となります。
義務教育ではありませんが、遊びの中での教育を目的とした施設になっています。
幼稚園は公立と私立があり、どちらも保育時間は4時間で大体10時~14時までの園が多く、幼稚園によっては水曜日は午前保育のところもあるようです。
公立は各市町村が運営しているので保育料や他の費用も安く、定員が私立と比べると少数で倍率が高くなる傾向にあります。
私立は公立より保育料が高いですが、2019年から幼保無償化がスタートしたこともあり、保育料の違いは実質なくなりました。
ただ、無償化は保育料のみなので、園バスや給食費、設備費などが別途かかります。
公立は園バスや給食がない所が多いので、トータルで私立より安くなることが多いようです。
私立は園バスや給食、預かり保育、放課後の習い事などが園によって違い、園内調理で完全給食の園もあれば、週に何回かお弁当の日がある園もあります。
また、預かり保育の有無やピアノやサッカー、体操などの習い事が放課後にできる園など、私立幼稚園の場合、園によって特色も多種多様です。
年間を通してイベントも多く、保護者参加型のイベントを重視している園や、保護者が参加しなくても幼稚園の方でイベントをしてくれる園もあります。
入園方法は、公立私立ともに個人で園に願書を提出して面接などを経て入園するのですが、多くの幼稚園が願書提出の時点で入れるかどうかが決まります。
方法は、地方によって先着順だったり抽選だったりさまざまで、先着順で人気の園だと前日の夕方から並ばないと入園できない園もあるようですし、抽選ではずれてしまうとまた幼稚園を1から探さないと…という事態もあるようです。
我が家の長男の幼稚園も先着順だったので、当日は夫に出勤を遅らせてもらって長男をお願いして、私が夜明け前から並びました。
人気の幼稚園は、入園が先着順か抽選かを事前に情報収集したり、万が一に備えて第二希望の園を調べておくと安心でしょう。
保育園とは
保育園は厚生労働省が管轄する児童福祉施設で0歳~小学校就学前までが対象ですが、受け入れ年齢は保育園によって異なります。
保育園も幼児教育機関なのですが、子どもの保育を目的とした施設になるので基本的に完全給食でおやつやお昼寝もあります。
入園方法は自治体に申し込むのですが、何らかの理由で保育が難しい子どもの保育を目的としているので、幼稚園とは違い「入園するための理由」が必要です。
入園理由で一番多いのは仕事ですが、病気や介護を理由としても入園することができて、仕事や介護の時間によって保育時間が8~11時間と変わります。
通常の保育時間は8時間で、フルタイムで仕事をしていたり月に120時間以上介護している場合は最長11時間まで預けられます。
保育園も幼稚園と同様に公立と私立がありますが、それよりも大きな違いとなるのが「認可保育園」と「認可外保育園」です。
保育園の面積や先生の数などが国の基準を満たしていれば認可保育園となり、それ以外が認可外保育園になります。
認可保育園になると国の補助が受けられるので、保育料も幼稚園と同様に3歳以上は無償化の対象となり、0歳~2歳も住民税非課税の家庭は無料です。
一方、認可外保育園は無償化の対象外なので、子どもの年齢と保護者の収入、地域によって保育料が決まります。
ちなみに、はじめに説明した入園理由や保育時間はすべて国が定めた基準なので認可外保育園は対象外です。
他に、東京都では都独自の基準をクリアした「認証保育園」というものがあり、認証保育園では都の補助を受けることができます。
ただ、認可外保育園のメリットもあり、それは入園理由が必要ない点と預ける日数や時間の融通が利く点にあります。
認可保育園の保育時間は8時間~11時間、延長保育は夜7時までというところが多いのですが、認可外保育園では早朝や深夜の預かりに対応しているところもあり、保護者の融通が利きやすいです。
送迎サービスに対応している園もあるので、認可保育園に入園できるけどあえて認可外保育園を選ぶ人もいるようです。
認定こども園とは
認定こども園は2006年から誕生した施設で、一言で言うと「幼稚園と保育園が一体化した施設」のことです。
・幼保連携型 幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持ったこども園
・幼稚園型 保育所的な機能を備えたこども園(幼稚園ベース型)
・保育所型 幼稚園的な機能を備えるたこども園(保育園ベース型)
・地方裁量型 幼稚園・保育所いずれの認可もないこども園(地方の幼稚園、保育園ベース型)
の4つのタイプがあります。
また、認定こども園は
1号→3歳~小学校就学前が対象で、幼稚園と同じ区分
2号→3歳~小学校就学前が対象で、保育園と同じ区分
3号→0歳~2歳が対象で、保育園と同じ区分
と3つの認定区分があり、保育料や給食、おやつ、お昼寝などの違いは1号は幼稚園、2号3号は保育園と同じになります。
認定区分によって保育時間や保育料などは変わりますが、1号と2号はクラスを分けずに一緒に過ごす園が多いようです。
こども園は幅広い子どもに対応している点と、保護者が仕事を辞めても同じ園に通い続けられる点がメリットです。
例えば、3歳の時に2号で子どもを入園させたけど、仕事を辞めて2号認定を受けられなくなってしまった!という場合。
通常の保育園だと新たに仕事を探すか保育園を退園しなければなりませんが、こども園の場合、1号に空きがあればそのまま同じ園に通うことができます。
まとめ
今回は幼稚園、保育園、認定こども園の違いをまとめてみました!
これから入園を控えているお子さんのいる家庭はぜひ参考にしてみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント